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胃カメラ+下剤を飲まない大腸カメラ

大腸カメラ検査当日の
大量の下剤を飲むのがつらい方へ

検査前のたった数時間で、約2リットルの大量の下剤(腸管洗浄液)を飲むのは、つらいですよね。
「大腸カメラは検査より、検査前の下剤を飲むほうがつらい…」「下剤を飲まなくてよいのであれば、毎年受けられるんだけどね…」と言われる患者さんも多いです。
そこで当院では、検査前の下剤が飲めない方のために、胃カメラ+下剤を飲まない大腸カメラを行っています。

胃内視鏡的洗腸液注入法と呼ばれるもので、内視鏡を使って直接下剤を十二指腸に注入する方法です。
鎮静剤を使用しながら眠った状態で胃カメラを行い、胃カメラ終了後、胃カメラを通して下剤を十二指腸に直接注入するので、まずい下剤を口から飲むことなく、直接腸に流し込むことができます。
下剤嘔吐による誤嚥性肺炎のリスク、腸閉塞のリスクがあるため、80歳以上の患者様、腸閉塞のリスクが高い方の検査はお断りさせて頂いております。

胃カメラ検査施行

十二指腸で下剤注入

胃で下剤注入

検査の流れ

STEP1【事前診察】

当院では大腸カメラ前に感染症、末梢血、凝固系の検査を行っています。半年以内に検査をしていればその検査結果で代用することが可能ですので、検査結果をご持参ください。 食事制限や検査の注意事項等をご説明した後、ご都合をお伺いし、検査の予約を確定します。

STEP2【検査前日】~当日

検査前日は、夜9時頃までに消化のよい食事を済ませてください。それ以降も、お茶や水などの水分は摂取していただけます。
検査当日は、朝食を摂らずにご来院ください。お水やお茶は飲んでいただいて構いません。

STEP3【検査当日】胃カメラ

トイレ付き個室で着替えて頂き、まずは鎮静剤を使い眠っている状態で胃カメラを受けて頂きます。
胃カメラ観察後に、胃カメラを通して十二指腸に直接下剤(腸管洗浄液)を注入します。
下剤注入し10分ほど経って目が覚めた後、トイレ付の個室へ移動して頂きます。
下剤注入後30分程度で排便が開始され、1~2時間程度で便がすべて排泄されます。

STEP4【検査当日】大腸カメラ

午後1時から3時の間に順番に検査を行います。
再度鎮静剤を使って眠っている状態で大腸カメラを受けて頂きます。
(月、土の内視鏡検査日は午前中に大腸カメラを行う枠もあります)
検査時間自体は10~15分程度で終了となります。
ポリープ切除をする場合は、20分程度かかることもあります。

STEP5【検査当日】リカバリー

鎮静剤を使用し目が覚めた後、1時間程度個室で安静にしていただきます。
その後診察室で検査画像を一緒に確認しながら、院長が検査結果をお話しいたします。

検査にかかる費用の目安

1割負担 2割負担 3割負担
胃カメラ(生検含む)+ 下剤を飲まない大腸カメラ(ポリープ切除術含む) 約8,000円〜14,000円 約16,000円〜18,000円 約24,000円〜42,000円

メリット

  • 大量の下剤を飲まなくて済む
  • 洗腸時間が早く、お尻への負担が少ない
  • 1日で、胃カメラと大腸カメラができる

デメリット

  • 同時に胃カメラを受ける必要がある
  • 誤嚥性肺炎や腸閉塞のリスクがある

※ 下剤を飲まない大腸カメラには、年齢、腹部手術歴、便通状態などの確認が必要になります。

初診の方へ

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